恋人同士のエミリー (フィービー・ディネヴァー) とルーク (オールデン・エアエンライク) が働くのは、競争の過酷なヘッジファンド。そこに勤める誰もが欲しがる昇進の話が持ち上がり、それまで支え合っていた2人の関係に不穏な空気が漂い始めます。エミリーとルークの間のパワーバランスが修復不可能なまでに変化するにつれ、2人は成功がもたらす真の代償と、野心が招く恐ろしい限界に直面することに...。脚本・監督は本作で長編デビューを飾るクロエ・ドモント。既存のルールでは追いつかないほどめまぐるしく変化していく世界を舞台に、恋人同士を対立させる破壊的なジェンダーダイナミクスに焦点を当て、緊張感あふれる人間関係をテーマにしたサスペンスを紡ぎ出します。共演にエディ・マーサン、リッチ・ソマー、セバスチャン・デ・ソウザを迎えて贈る「Fair Play/フェアプレー」は、権力とエゴの衝突が引き起こす人間ドラマを描きます。